院長が令和1年5月17-19日 国際学会(台北市)で講演しました。
2019年(令和元年)5月17日から19日まで台北市で開催されたTRI(Tinnitus Research Initiative)でinvited speakerとして「Psychological Factors for Tinnitus and Hyperacusis Patients」(耳鳴、聴覚過敏患者における心理的要因について)というタイトルで講演してきました。5月の台北市はとても暑く、外に出るのにはTシャツ、短パンでないと汗だくになってしまいます。そんな暑い中ではありましたが、国内外の聴覚を専門とする先生方と交流を深めてまいりました。台湾大学の先生とお話しする機会がありまして、台湾の医療事情も日本の状況と似たような印象で、初期研修を経て、耳鼻科専攻医になって、専門医を取得し、耳鼻科の中で専門を決めていくというプロセスは世界共通なのだと思いました。補聴器に対する考え方も、日本に似ていて、お年寄りの方は補聴器に対して抵抗が強いようでなかなか受け入れないとのことでした。確かに地下鉄に乗っていると、補聴器を用いている方はほとんどおらず、お年寄りの方が大きな声で話しているのをよく見かけました。
台湾は仙台からも直行便が出ており、3時間くらいで行くことができます。温暖な気候で、食べ物もおいしく過ごしやすい印象でした。今回、このような機会を与えていただきました、Kuang Tien General HospitalのJen-Tsung Lai先生、National Taiwan UniversityのTien- Chen Liu先生に感謝いたします。